カーコーティングの仕上がりを大きく左右する塗装のコンディション。
だからこそ下地処理が重要になってきます。
コーティングは下地処理によって大きな差が生まれます。
施工の様子をお伝えします。
トヨタ セルシオのカーコーティング
トヨタ セルシオ C仕様 インテリアセレクション
カーコーティングを施工させていただいているお車です。
元々かなり塗装が弱くなっており、ダメージを受けやすい状態でしたが、数年前にコーティング施工してキレイにさせていただいていました。
その後も定期的にケアさせていただいてはいたものの、途中期間がかなり空いてしまったこともあり、徐々にダメージが蓄積していました。
今回はまたリセットしたいということで、カーコーティングの再施工をご依頼いただいた次第です。
ティーズクリアーコーティング Regular
特殊照明下における計器類を使用したボディチェック
特殊照明を配置したコーティングブース内において、塗装膜厚計や光沢計等の計器類を用いながらボディチェックをしていきます。
洗車傷も多く、深い生活傷もかなり見られます。
元々クレーター上の陥没傷が多くありましたが、飛び石等による塗装のカケ等も増えています。
研磨では限界があるため塗装修理も提案しましたが、今回はできる限りの処理をすることになりました。
塗装膜厚計や光沢計等の計器類も使用して塗装状態をしっかりと把握しました。
今の塗装状態に最善の処理を施して、できる限りキレイによみがえらせていきましょう。
下地処理 純水洗車
純水洗車から取り掛かります。
コーティングを施工した後、間違ったお手入れでダメージを与えてしまっては意味がありません。
だからこそティーズフィルムで各種コーティングをご依頼いただいたお客様には、「コーティングで失敗しないために」無料で洗車教室を受けていただいていますし、ご自分で洗うことが難しい方へのフォローもご用意させていただいています。
今回のようにコーティングの土台となる塗装が弱くなっている場合は、より優しいお手入れが必要になりますので、そのあたりも含む日頃のお手入れの仕方等も改めてお伝えさせていただきました。
下地処理 磨き前の下処理
次の工程は磨き前の下処理です。
洗車で落とすことが出来ない汚れはもちろん、ボディに付着した鉄粉やスケール等の不純物を特殊溶剤を使って分解除去クリーニングしていきます。
特殊溶剤に反応して浮き上がってきた不純物を・・・
ボディにダメージを与えることなく分解除去クリーニングすると、よりダメージが見えやすくなりました。
このあたりもかなりの不純物が浮き上がってきましたので・・・
分解除去クリーニングしました。
この他にもパーツの継ぎ目やモールの溝、エンブレム周りやグリル部分、給油口の中やナンバープレートの裏側まで、特殊溶剤と熊野筆等を使って細部に至るまでクリーニングしていきます。
新品のマイクロファイバータオルがこんなに汚れています。
ちなみにタオルが数十枚数必要な程の不純物が付着していました。
ティーズフィルムでは、この純水洗車と磨き前の下処理と全く同じ工程を「コーティング施工後のメンテナンス」でも取り組んでいます。
超低価格でありながら非常に濃い内容となっているため、年々有効利用されるお客様が増えており、今ではカーコーティングと同じく数ヶ月以上先まで予約が埋まっているような状況です。
我々プロとお客様がタッグを組むことで「愛車のキレイ」を維持出来るようにする仕組みをご用意させていただいています。
下地処理 ボディ磨き
次はボディ磨きに取り掛かります。
完全な処理はできない塗装状態ですので、より塗装に負担を掛けない研磨工法でツヤ・光沢を引き出していきます。
ボディ磨きのビフォーアフター
ボディ磨きを行った変化をご覧ください。
深いダメージは当然残りますが、屋外ではほとんどわからないレベルには仕上げています。
このボディ磨きはただ単にダメージを磨いて消しているだけではなく、塗装膜厚計や光沢計等の計器類を使用した「塗装を数値化した研磨」によって、コーティングの土台となる塗装を如何に減らさないか・・・を常に考慮しながら、ツヤ・光沢をしっかりと引き出しています。
ボディ磨き前の塗装膜厚は 263ミクロン
塗装しているようなので膜厚は厚めです。
光沢計の数値は 82 ですが・・・
ボディ磨き後の塗装膜厚は 262ミクロン
わずか1ミクロンの研磨で・・・
光沢計の数値は 89 までUPしています。
傷を消すことに重点をおいた処理はできませんので、塗装のツヤ・光沢を重視した研磨処理を行いました。
下地処理 ガラス磨き(ガラス研磨)
カーコーティングを施工するお車にサンルーフが付いている場合、その部分はボディの一部と見なしてガラス撥水コーティングをサービスさせていただいていますので、その下地処理となるガラス磨き(ガラス研磨)を行っていきます。
こちらもかなりシミだらけになってしまっています。
ガラスを磨いた後・・・
水を吹き掛けてみると・・・
よみがえっていることがわかりますね。
残りも磨いて・・・
クリアなガラスになりました。
ボディ全体を磨いたら下地処理までが終了し、ここからコーティング施工に取り掛かります。
1層目 クリアー樹脂ベースコート HYP
特殊な研磨技術を使って、1層目のベースコートをクリアー補充していきます。
下地処理で引き出したツヤ・光沢が、更に深みを増して濃く変化していることがわかります。
このベースコートによってティーズクリアーコーティングの最大の特徴である「圧倒的なヌレツヤ感」が生まれます。
2層目 ガラスコーティング TG
3層目 防汚性UPコーティング SF
ベースコートでボディ全体を保護したら、ここから更に2層のコーティングをトップコートしていきます。
ガラスコーティングTGで防御被膜を形成して、防汚性UPコーティングSFで防汚性能をプラスしました。
ガラス撥水コーティング
サンルーフにはガラス撥水コーティングを施工していきます。
コーティングのヒーター乾燥処理
コーティング施工後はカーボンヒーターを使って、1パネル毎温度管理しながら乾燥処理をしていきます。
この乾燥処理をすることでコーティングの硬化を促進させるだけでなく、初期不良等も起こり難くなります。
あとは細部仕上げを行って、最終チェックをしたら作業完了です。
ティーズクリアーコーティング Regularの完成
ティーズクリアーコーティング Regular 完成をご覧ください。
深いダメージは残りますが、屋外ではほとんどわからないレベルの「圧倒的なヌレツヤボディ」が復活しました。
お客様にも『 うわ~~キレイ!!ありがとう。うれしいです!! 』と大変喜んでいただきました。
今回もカーコーティングをご依頼いただきまして、ありがとうございました。
喜んでいただいて何よりです。
依然としてダメージを受けやすい状況に変わりはありませんので、今後はより優しいお手入れを心掛けていきましょう。
アフターフォローもしっかり務めさせていただきます。
今後とも末永いお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。
「愛車のキレイ」を維持するためには、施工技術の確かなプロによるコーティング施工をした上で「日頃のお手入れ」と「定期的なメンテナンス」で維持していくのが理想です。
これらの内容を、詳しくお伝えしているのがコーティング説明です。
- コーティング施工後のアフターの重要性
- コーティングの正しい情報
- コーティング施工業者の選び方
- ティーズフィルム独自の取り組み
一般の方が知らない情報等を含めて、約3~4時間かけてわかりやすくご説明させていただきます。
特に新車納車前の方には、納車前に気を付けなければいけない点等のアドバイスがたくさんありますので、お早めにお聞きいただければと思います。
担当者が不在のこともありますので、事前にご予約の上、お時間に余裕をもって広島市安佐南区のティーズフィルムにご来店ください。
ご来店前には施工ブログやホームぺージ等、各種SNSをしっかり読んでおいていただくと、よりスムーズに説明が進みますので、是非ご覧いただければと思います。
カーコーティングをご検討中の方は、広島市安佐南区のティーズフィルムに是非ご相談ください。

資格:三級ガソリン・エンジン自動車整備士
三級自動車シャシ整備士
専門:カーコーティング
コーティングメンテナンス・電装等カーコーティングやコーティング施工後のアフターフォロー等を主に担当し、お客様の様々な相談を丁寧な接客で対応しています。
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