ダメージを受けないようなイメージを与える誇大広告が溢れていますが、そんな夢のようなカーコーティングはありません。
だからこそアフターが重要になってきます。
施工の様子をお伝えします。
日産 ノートのガラス研磨・ガラス撥水コーティング part1
日産 ノートのカーコーティング part2
日産 ノートのカーコーティング
日産 ノート X DIG-S
カーコーティングに取り掛かります。
屋外で見ると・・・
ティーズクリアーコーティングはツヤ感に優れているため、屋外で見ると多少ダメージが付いていてもこのようにパッと見はキレイに見えるかもしれません。
しかし、今回「洗車被害」に遭われたボディ状態は、特殊照明下で見るとかなり酷い状態でした。
ティーズクリアーコーティング Regular
特殊照明下における計器類を使用したボディチェック
特殊照明を配置したコーティングブース内において、塗装膜厚計や光沢計等の計器類を用いながらボディチェックをしていきます。
当店でまだ手を加える前なので汚れていますが、それでもしっかりダメージが確認出来るほど酷い状態です。
点検で入庫した車屋さんにお客様は絶対に洗車しないように伝えていたにも関わらず、洗って傷だらけにされていまいました。
しかも洗車機を使用したようです。
これが結構多くある「洗車被害」です。
おそらく社内で連携が取れていなかったのでしょうが、たまったものではありません。
車屋さんの名誉のために一言付け加えておくと、皆さん一生懸命作業をされています。
キレイにしてあげようと思って洗ったのだとは思います。
しかし、車屋さんはボディの美観に関する意識が非常に低いことは否めません。
コーティング等の専門知識はほぼありませんからね。
結果、お客様はコーティングの再施工代金を弁償してもらったようですが、その後の一言がまた酷い。
「弁償はするがもう来ないでください。」と言われたらしいです。
カーコーティングの再施工代金を弁償したとしても、塗装にダメージを与えている部分を研磨すると塗装膜厚は減ってしまいます。
「塗装を磨く=塗装を削る=塗装膜厚が減る=塗装が弱くなる」
研磨処理を行った上でコーティングを施工しても、決して元の状態に復元しているわけではありません。
それを知らないからこそ、「弁償すればいいだろ」的な酷いことを言うんだと思います。
お店の店長ともあろう方がこんな言葉を発するとは、ちょっと残念過ぎる対応です。
ただただ、お客様が伝えた通り「洗わなければよかっただけなのに・・・。」
お客様はかなりショックを受けられてました。
もう日産車は買わないでしょうね・・・。
せっかく大事に乗られているのに・・・。
塗装膜厚計や光沢計等の計器類も使用して塗装状態をしっかりと把握しました。
残念な気持ちになっているお客様に当店が出来ることはただ一つ。
最善の処理を施してキレイによみがえらせ、喜んでいただくことです。
下地処理 純水洗車
純水洗車から取り掛かります。
今回の車屋さんが行った洗車機を使用した洗車は論外ですが、これが手洗い洗車だったとしてもおそらくダメージは与えていたでしょうね。
車屋さんも一生懸命洗車されているとは思いますが、そもそも正しい洗車の仕方を知りませんから。
車をキレイにするのも洗車なら、ダメージを与えてしまうのも洗車だということを知っていれば、洗車機はまず使用しないはずですし、そもそもお客様の指示通り洗わなかったはずです。
下地処理 磨き前の下処理
次は磨き前の下処理に取り掛かります。
洗車で落とすことが出来ない汚れはもちろん、ボディに付着した鉄粉やスケール等の不純物を特殊溶剤を使って分解除去クリーニングしていきます。
洗車をした後にも関わらず、特殊溶剤に反応して不純物が浮き上がってきましたので・・・
分解除去クリーニングしました。
このあたりの不純物も・・・
分解除去クリーニングしておきました。
この他にもパーツの継ぎ目やモールの溝、エンブレム周りやグリル部分、給油口の中やナンバープレートの裏側まで、特殊溶剤と熊野筆等を使って細部に至るまでクリーニングしていきます。
このように汚れたタオルが何十枚も必要な程の不純物を除去クリーニングしました。
ティーズフィルムではこの純水洗車と磨き前の下処理と全く同じ工程を、コーティング施工後のメンテナンスでも取り組んでいます。
超低価格でありながら非常に濃い内容となっているため、年々有効利用されるお客様が増えており、今では数ヶ月以上先まで予約が埋まっているような状況です。
我々プロとお客様がタッグを組むことで「愛車のキレイ」を維持する仕組みをご用意しています。
下地処理 ボディ磨き
ボディ全体の不純物除去クリーニングが終わったら、次はボディ磨きに取り掛かります。
かなりダメージがある塗装状態ですが、極力負担を掛けない研磨工法でツヤ・光沢を引き出していきます。
ボディ磨きのビフォーアフター
ボディ磨きを行った変化をご覧いただきましょう。
しっかりよみがえっているのがわかります。
「コーティングは下地処理によって大きな差が生まれます。」
コーティングばかりアピールしているところではなく、下地処理に力を入れている施工技術の確かなプロ施工業者に依頼することをお勧めします。
これらのボディ磨きは、ただ単にダメージを磨いて消しているだけではなく、塗装膜厚計や光沢計等の計器類を使用した「塗装を数値化した研磨」によって、コーティングの土台となる塗装を如何に減らさないか・・・を常に考慮しながら、ツヤ・光沢をしっかりと引き出しています。
ボディ磨き前の塗装膜厚は 107ミクロン
光沢計の数値は 85 ですが・・・
ボディ磨き後の塗装膜厚は 106ミクロン
わずか1ミクロンの研磨ですが・・・
光沢計の数値は 90 までUPしています。
目視で確認してもこの通りです。
この研磨工法でボディ全体を磨いたら下地処理までが終了。
ここからコーティング施工に取り掛かります。
1層目 クリアー樹脂ベースコート HYP
特殊な研磨技術を使って、1層目のベースコートをクリアー補充していきます。
下地処理で引き出した塗装のツヤ・光沢が、更に深みを増してより濃く変化していることがわかります。
このベースコートによってティーズクリアーコーティングの最大の特徴である「圧倒的なヌレツヤ感」が生まれます。
2層目 ガラスコーティング TG
3層目 防汚性UPコーティング SF
ベースコートでボディ全体を保護したら、ここから更に2層のコーティングをトップコートしていきます。
ガラスコーティングTGで防御被膜を形成して、防汚性UPコーティングSFで防汚性能をプラスしました。
コーティングのヒーター乾燥処理
コーティング施工後はカーボンヒーターを使って、1パネル毎温度管理しながら乾燥処理をしていきます。
この乾燥処理をすることでコーティングの硬化を促進させるだけでなく、初期不良等も起こり難くなります。
あとは細部仕上げを行って、最終チェックをしたら作業完了です。
ティーズクリアーコーティング Regularの完成
ティーズクリアーコーティング Regular 完成をご覧ください。
漆黒のヌレツヤボディが復活しました。
お客様にも『 ありがとうございます。またピカピカになって新車みたいです。 』と大変喜んでいただきました。
今回もカーコーティングとガラス撥水コーティングをご依頼いただきまして、ありがとうございました。
車屋さんで嫌な思いをされましたが、それ以上に喜んでいただけてよかったです。
深いダメージは残りましたが、屋外ではほとんどわからない状態には仕上がっています。
今度こそは本当に気を付けましょう(笑)
今後とも末永いお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。
「愛車のキレイ」を維持するためには、施工技術の確かなプロによるコーティング施工をした上で「日頃のお手入れ」と「定期的なメンテナンス」で維持していくのが理想です。
これらの内容を、詳しくお伝えしているのがコーティング説明です。
- コーティング施工後のアフターの重要性
- コーティングの正しい情報
- コーティング施工業者の選び方
- ティーズフィルム独自の取り組み
一般の方が知らない情報等を含めて、約3時間かけてわかりやすくご説明させていただきます。
特に新車納車前の方には、納車前に気を付けなければいけない点等のアドバイスがたくさんありますので、お早めにお聞きいただければと思います。
担当者が不在のこともありますので、事前にご予約の上、お時間に余裕をもって広島市安佐南区のティーズフィルムにご来店ください。
ご来店前には施工ブログやホームぺージ等、各種SNSをしっかり読んでおいていただくと、よりスムーズに説明が進みますので、是非ご覧いただければと思います。
カーコーティングをご検討中の方は、広島市安佐南区のティーズフィルムに是非ご相談ください。
日産 ノートのガラス研磨・ガラス撥水コーティング part1
日産 ノートのカーコーティング part2
資格:三級ガソリン・エンジン自動車整備士
三級自動車シャシ整備士
専門:カーコーティング
コーティングメンテナンス・電装等カーコーティングやコーティング施工後のアフターフォロー等を主に担当し、お客様の様々な相談を丁寧な接客で対応しています。
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