一部の損害保険会社の酷い対応について

コラム
ティーズフィルム
ティーズフィルム

当店では事故における板金塗装修理やコーティングの部分施工等を承ることも多くありますが、その事故対応の際に酷い対応をする一部の損害保険会社があるということについてお伝えします。

一部の損害保険会社の酷い対応について

仕事柄、損害保険会社はどこがいい?とお客様からアドバイスを求められます。
代理店業務は敢えて行っておりませんので、数多くの事故対応の経験値を基にあくまで公平にお客様目線のアドバイスをさせていただいています。

一昔前であれば大手損害保険会社の2社をお勧めしていました。
その理由は・・・

    • 支払い適用範囲が広い
    • 支払いがスムーズ
    • 事故に強い
    • 交渉が上手い

等々、お客様に多くのメリットがあったからです。

実際に我々も大手損害保険会社に加入していましたし、代理店の方に多くのお客様をご紹介させていただいていました。

しかし、数年前から全くお勧め出来ない状況に変わってしまいました。
大手損保に加入されていた複数のお客様が、事故対応に不満を持って解約されるケースが続出したのです。

その理由は・・・

  • 支払いを値切られる
  • 金額の算出根拠を説明をしない(出来ない)
  • 高圧的な態度で対応された
  • 遅延行為と言える対応の遅さ
  • 弁護士に丸投げをされた
  • お客様に寄り添った対応をしない

等々、本当に酷い対応をするようになったからです。

挙句の果てには、保険を勧めている側の代理店からも「支払窓口もアジャスターもポンコツになった」と言われる始末です。
こういった対応をしている損保のテレビCMを見るたびに「嘘つけ!!」と思いますね。

保険加入者または事故の被害者に対して、このような感情を抱かせること自体、かなり酷い対応だと思いますが、修理業者である我々にはもっと酷い対応をしてきます。
まるで下請けであるかのような対応の仕方に激怒したことも一度やニ度ではありません。

損害保険会社の対応例

カーコーティング

カーコーティングの部分施工代金について例を挙げます。

損害保険を使用した板金塗装修理に伴うカーコーティングの部分施工価格について、一部の大手損害保険会社と揉めることがあります。

何故、揉めるのか?
保険会社の提示額があまりにも安過ぎるからです。

ここ最近では、ほとんどの損害保険会社と普通に協定出来ていますが、一部の損保だけ協定不調になっている状況です。

コーティング施工証明書

このようなコーティングの施工証明書を発行されている場合、その耐候年数内であれば施工代金を保険会社に請求することが出来ます。

その価格を「1パネル8,000円しか払えない」と言ってくる大手損保があります。
この算出根拠を尋ねると「他もこれで協定してもらってますから」と曖昧な回答。

事故に遭う前の状態に復元するための修理費用を支払うのが車両保険であるにも関わらず、その価格を何の根拠もなくアジャスターのサジ加減で勝手な価格を決めているのが一部の損害保険会社です。

我々はホームページにコーティングの部分施工代金の算出根拠を掲載していますので、それ以上でもそれ以下でもありません。
保険修理だからと言ってサジ加減で適当に見積もりをしているわけではありませんから。

しかし、ただ単に支払いを安く済ませたいアジャスターが・・・

  • この価格しか認定できません・・・
  • 一般に比べて高いから支払えません・・・
  • 社会通念上、高いから・・・
  • 他もこの価格で協定してもらってますから・・・

結局、根拠のない施工価格で協定は出来ませんので保険会社とは協定不調になりますが、その際にお客様に対して説明責任を果たすように伝えても、一度たりとも算出根拠を説明されたことはありません。

こういった経緯からうちのお客様と裁判になった結果、地裁や高裁において施工価格を支払うよう判決が出ているケースがいくつもありますし、和解した案件も全て勝訴的和解です。
なかには和解勧告において、当社の請求額より金額をプラスして提示されたこともあるくらいです。

法的にも当社のコーティング施工代金が適正だと認められているということです。

それにも関わらず、別の案件でもまた支払わないという「判例を完全に無視しているあり得ない損保」が今現在3社ほどあります。

逆に言えば、それ以外の損保はちゃんと支払っているという事実があることを付け加えておきます。

その3社は裁判になると、コーティングの部分施工代金を必ず「1パネル8,000円」で提示してきます。
その際に、以前の裁判判決の例を話に出すと「案件毎に対応する」と言うのです。

判例を完全に無視するような大手損保が算出根拠を示すことなく、「一般に比べて高い・・・」とか「社会通念上・・・」とよく言ってくるのですが、それは一体何を指して言っているのか理解に苦しみます。

更に言えば、「1パネル8,000円」と決めているのであれば、事前に保険契約に謳えば済むことです。
例えば、車両保険に加入していない方が車両保険を請求しませんよね。
・・・であれば「コーティング施工代金は1パネル8,000円まで」と決めていれば、その保険に加入するか、加入しないかをお客様が判断すればいいことですし、賠償保険についてもそういった契約内容であれば、足らず分は加害者が被害者に実費で支払えば済むことだと思います。

契約内容や約款等で記載していない手抜きをいいことに、値切ることしか考えていないアジャスターのサジ加減で価格を決められて良いはずがありません。

車内クリーニング

これからの時期、多くのご依頼をいただく車内クリーニングにおいても、損害保険の対応で気をつけなければならないことがあります。

「嘔吐による車内クリーニング」です。

この保険対応でも、やはり一部の損害保険会社が酷い対応をしてきます。

ご自分のお車にご家族が嘔吐してしまった場合の車両保険を使用したクリーニングや、他人を乗せていて嘔吐されてしまった賠償保険等を使用する場合のクリーニングにおいて、当店がお客様に対してお勧めする施工内容は「部品交換+車内クリーニング」です。

嘔吐物には液体が含まれるため、表面をクリーニングしたとしても奥まで浸透したものは取り切れません。
一時的に臭いがなくなっても、特に暖かくなってくると「戻り臭」が出てくることが多くあります。

我々はこういった処理を数多く行った経験から、「部品交換+車内クリーニング」をお勧めしているわけですが、部品を換えればクリーニングは不要だと主張するアジャスターがいます。

では部品交換をすれば臭いは消えるのか?

答えはNOです。

特に被害事故の場合、他人に嘔吐されただけでも車に乗るのが嫌になるのに、飛来した嘔吐物が付着している車に誰が乗りたいと思うでしょうか?

もちろん気持ち的なことは保険支払いに関係ありませんが・・・

車内は空気が循環していますので、嘔吐物は天井・床・ドア等、車内のあらゆるところに付着します。
だからこそ車内全体のクリーニングも必要になることを説明すると、ほとんどの損保のアジャスターは理解してその施工を認定しています。

しかし、支払いを値切る一部の損保アジャスターは・・・

  • そこまでやる必要はない
  • 過剰な要求だ
  • 私なら気にならない
  • 臭いが出ればその度に見に行きます

これらは実際にあった内容ですが、これどころではない酷いことを言うアジャスターもいました。
全て会話の内容は録音していますので、作り話でも何でもありません。
本来であれば損害保険会社名やアジャスター名を公開したいくらいの内容が数多くあります。

いずれにしても、テレビCMのような如何にもお客様に寄り添った対応を心掛けているアジャスターは、少なくともこの数社の損保にはいないと思います。

普通に支払ってくれる損害保険会社もあれば、難癖を付けて支払わない、値切る損害保険もあるということを、このブログを見た方には是非知っておいていただきたいと思って書いています。

こういった嫌な思いをしないために、まずは「加入する損害保険会社選び」を間違わないことが大事です。
それだけでなく、被害事故の場合も相手の加入損保が酷い対応をすることもあるので気を付けなければなりません。

事故に遭って初めてわかる損害保険会社の対応の違い。
「損害保険会社の選び方」等を知りたい方、ティーズフィルムは保険代理店を敢えてせずに、あくまでお客様目線でアドバイスをさせていただいています。
カーディテイリングサービスと共にご相談ください。

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