トヨタ ヤリスクロス ハイブリッドZのカーコーティング part2

新車はキレイな状態が当たり前だと思われていますが、それは見えていないだけで特殊照明下で確認すれば塗装不良・磨き跡・洗車傷・シミ等が確認できます。
コーティング施工の様子をお伝えします。

トヨタヤリスクロスハイブリッドZのガラス撥水コーティング part1
トヨタヤリスクロスハイブリッドZのカーコーティング part2

トヨタヤリスクロスハイブリッドZのカーコーティング
1. ティーズクリアーコーティング Regular

トヨタヤリスクロスハイブリッドZのカーコーティング

トヨタヤリスクロスハイブリッドZ

カーコーティングに取り掛かります。

コーティング説明時にアドバイスしていたこともあり、入庫された際には保護シートが貼ってあり洗車もしていない状態でした。

丁寧に保護シートを剥がしたら、早速ボディチェックをしていきます。

ティーズクリアーコーティング Regular

特殊照明下における計器類を使用したボディチェック

特殊照明を配置したコーティングブース内において、塗装膜厚計や光沢計等の計器類を用いながらボディチェックをしていきます。

冒頭にも書いている通り、新車ですが塗装不良・磨き跡・洗車傷・シミ等々がある酷いボディ状態でした。

今回のお客様はいわゆる中古車屋さんで購入され、車はディーラーさんで引取をされたとのこと。
お客様が問い合わせをされたところ、ディーラーさんでは保護シートも剥がしていないし、洗車もしていないらしく、中古車屋さんはその内容すら把握していなかったようです。

・・・ということは、これらのダメージはディーラーの新車プール、またはメーカー出荷時のものと思われますが、お客様からそれらを指摘しても全く何の対応もしてくれなかったようです。

お客様はただ新車を購入されただけなのに・・・

ダメージを確認させてほしいとディーラーからお客様に連絡があったことから、わざわざうちのピットを空けて特殊照明下でボディ状態を確認できるようにしてあげたにも関わらず、まともに見ようともしない2人の酷い営業マンと整備士。
一体何をしに来たのか、意味がわかりません。
おそらく「確認をしに行きましたよ」というポーズを取りたいだけなんでしょうね・・・。
ちょっと言葉が出ないです。
ここまで意識の低い担当にあたったお客様は不運でしかありません。

こういったことがないようにするために事前にアドバイスをさせていただいているのですが、車屋さんに取り扱いの意識が低ければどうしようもありません。

いつもこのブログでお伝えしている通り「新車はキレイ・・・が当たり前ではない」ということが、これらを見れば理解できると思います。

カーコーティングの土台となる塗装状態の良し悪しは、コーティングの仕上がり・耐久性・性能等に非常に影響の大きい部分です。
だからこそ、新車時に如何に良いボディ状態でご入庫いただくか・・・という注意点を事前にしっかりお伝えするようにしています。
それでもダメージのある新車はたくさん存在するということを、このブログを見ていただいた方には是非知っていただきたいと思っています。

このあたりの内容を含む様々なアドバイスをコーティング説明でお伝えしていますので、カーコーティングをご検討中の方は是非お聞きいただければと思います。
新車納車前の方は、できるだけ納車の1ヶ月以上前にお聞きください。

塗装膜厚計や光沢計等の計器類も使用して塗装状態をしっかりと把握しました。

ボディ状態に最善の処理を施して、残念な気持ちになっているお客様に少しでも喜んでいただけるように「新車でも変わる」仕上げを行っていきましょう。

下地処理純水洗車

純水洗車から取り掛かります。

ティーズフィルムで各種カーコーティング施工をさせていただいたお客様には、無料で洗車教室を受けていただくことができます。
「愛車のキレイ」を維持するための正しい洗車方法をお伝えすることで、日頃のお手入れが上手に行えるようにしています。

それだけでなく、ご自分で洗車ができない方へのフォローもご用意させていただいています。

下地処理磨き前の下処理

続いては磨き前の下処理に取り掛かります。

洗車で落とすことが出来ない汚れはもちろん、ボディに付着した鉄粉やスケール等の不純物を特殊溶剤を使って分解除去クリーニングしていきます。

新車で尚且つ洗車をした後にも関わらず、このように特殊溶剤に反応して不純物が浮き上がってきましたので・・・

分解除去クリーニングしてキレイにしました。

このあたりも不純物が浮き上がってきましたので・・・

分解除去クリーニングしました。

未塗装部分は既にシミっぽくなっていましたが・・・

分解除去クリーニングしてこのようにキレイにしておきました。

この他にもパーツの継ぎ目やモールの溝、エンブレム周りやグリル部分、給油口の中やナンバープレートの裏側まで、特殊溶剤と熊野筆等を使って細部に至るまでクリーニングしていきます。

新車で尚且つ洗車後にも関わらず、かなりの不純物が付着していました。

ティーズフィルムでは、この純水洗車と磨き前の下処理と全く同じ工程を「コーティング施工後のメンテナンス」でも取り組んでいます。

超低価格でありながら非常に濃い内容となっているため、年々有効利用されるお客様が増えており、数ヶ月先まで予約が埋まっているような状況です。

我々プロとお客様がタッグを組むことで「愛車のキレイ」を維持できるようにする仕組みをご用意させていただいています。

下地処理ボディ磨き

ボディ全体の不純物除去クリーニングが終わったら、次はボディ磨きに取り掛かります。
新車の塗装に極力負担を掛けない研磨工法でツヤ・光沢を引き出していきます。

ボディ磨きのビフォーアフター

ボディ磨きを行った変化をご覧ください。

ボディ状態の良い新車の場合でも、必ず下地処理は行います。
しかし、今回のようなボディ状態の場合、下地処理の工程が全く異なります。

「コーティングは下地処理によって大きな差が生まれる」

当然塗装の状態によっても大きな差が生まれてしまいますので、特に新車の場合は如何に良いボディ状態でご入庫いただくか・・・というところを大事にする必要があります。

これらのボディ磨きはただ単にダメージを磨いて消しているだけではなく、塗装膜厚計や光沢計等の計器類を使用した「塗装を数値化した研磨」によって、コーティングの土台となる塗装を如何に減らさないか・・・を常に考慮しながら、ツヤ・光沢をしっかりと引き出しています。

ボディ磨き前の塗装膜厚は 108ミクロン

光沢計の数値は 73 ですが・・・

ボディ磨き後の塗装膜厚は 107 ミクロン
わずか1ミクロンの研磨で・・・

光沢計の数値は 82 までUPしています。

研磨処理を行った方が明らかに変化していることがわかります。
洗って塗るだけのコーティングでは引き出すことができない塗装のツヤ・光沢を引き出しました。

ボディ全体を磨いた後、塗装強化処理をしたら下地処理までが終了。
ここからコーティング施工に取り掛かります。

1層目クリアー樹脂ベースコート HYP

特殊な研磨技術を使って、1層目のベースコートをクリアー補充していきます。

下地処理で引き出したツヤ・光沢が、更に深みを増して変化していることがわかります。

このベースコートによってティーズクリアーコーティングの最大の特徴である「圧倒的なヌレツヤ感」が生まれます。

未塗装部分は専用コーティングで黒々と保護しておきました。

2層目ガラスコーティング TG

3層目防汚性UPコーティング SF

ベースコートでボディ全体を保護したら、ここから更に2層のコーティングをトップコートしていきます。

ガラスコーティングTGで防御被膜を形成して、防汚性UPコーティングSFで防汚性能をプラスしました。

コーティングのヒーター乾燥処理

コーティング施工後はカーボンヒーターを使って、１パネル毎温度管理しながら乾燥処理をしていきます。

この乾燥処理をすることでコーティングの硬化を促進させるだけでなく、初期不良等も起こり難くなります。

あとは細部仕上げを行って、最終チェックをしたら作業完了です。

ティーズクリアーコーティング Regularの完成

ティーズクリアーコーティング Regular 完成をご覧ください。

傷だらけだった新車が、圧倒的なヌレツヤ感をまとった新車に生まれ変わりました。

お客様にも『めっちゃキレイですね。ありがとうございます。』と大変喜んでいただきました。

この度はカーコーティングとガラス撥水コーティングをご依頼いただきまして、ありがとうございました。
ちょっと車屋さんの対応には驚きましたが、コーティングで少しでも気持ちが晴れていただければ幸いです。
キレイになったここからが始まりですので、アフターフォローもしっかりと務めさせていただきます。
今後とも末永いお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。

「愛車のキレイ」を維持するためには、施工技術の確かなプロによるコーティング施工をした上で「日頃のお手入れ」と「定期的なメンテナンス」で維持していくのが理想です。
これらの内容を、詳しくお伝えしているのがコーティング説明です。